キューちゃん日記は「Qちゃん新聞」に掲載されているコラムをズームアップしてお届けします。普段の出来事から家についての専門的な知識を、分かりやすく書いていきます。

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VOL24
最近木を使った家がブームですね!  木の家はなぜ落ち着くのでしょうか?
最近、キュー・ホームで新築して頂いたお施主様も、木を使った内装のご要望が増えてきました。

 あなた様が、現在住まわれている住宅の構造は何でしょうか?

鉄筋コンクリート造? 鉄骨造? 木造? ・・・実は、私は鉄骨の家に住んでおります。1階に事務所と駐車スペース、2階・3階を住居にするため構造上鉄骨3階建てにしたのです。
 しかし、私は桧の香りが大好きです。カンナでスウーッと削ったときの、あの何とも言いしれぬいい香り・・・。若かりしころ大工だった私は、「大工になって幸せ!」と思う瞬間でした。
 実は私は、あの薄いカンナくずを食べたことがあります。食べたといっても口に含んで噛んでみただけですが、思わず食べたくなる香の良さ。少し甘かったことを覚えています。
 自然のものですから、多少割れ目ができたり節があったり、伸び縮みがあるのは仕方のないことですが、桧には人をとりこにする、なんとも言い難い魅力があるのです。
 最近、癒し系のグッズを販売しているお店でも、「桧チップ」と称し、小さな桧の切りくずを袋に詰めて販売しているのを見ました。思ったより高くてビックリしました。

 借家住まいの新婚の頃には、「あなたが帰ってくると木の香がする」とよく家内が言っておりました。きっと身体にしみついていたのでしょう。
 今は大工さんにお願いして監督をする身となりましたが、今でも建築途中の木に囲まれた現場にいると、何かワクワクするような感覚になります。現場は木の息使いが聞こえるような、いわば私の原点だと思っています。

 もしも新築にしようか、マンションを購入しようかと迷っておられる人がいたら、私は迷わず戸建の木造住宅をお勧めします。

 「木」は日本の風土に合っています。そして、住む人の心を優しくしく癒してくれる不思議な魅力があると、私は思います。
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