キューちゃん日記は「Qちゃん新聞」に掲載されているコラムをズームアップしてお届けします。普段の出来事から家についての専門的な知識を、分かりやすく書いていきます。

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VOL44
 早いものでもう10月下旬ですね!

 しかし、昼間はまだまだ暑いですね。
地球温暖化のせいでしょうか、本当に異常気象ですよねえ。
異常気象と言えば、先日もパキスタンで大地震がありましたね。
このところ、世界各国あちこちで大きな地震が相次ぎます。
私は、パキスタンの地震をテレビで見ていて、幼い頃、聞いた童話の『三匹のこぶた』を思い出しました。
童話の中では、レンガで造った家が、あの当時は一番強かったのでしょうね!
しかし、現在では、レンガで造った家では、地震が来てはひとたまりもありません。
全て崩れ落ちてしまいます。
 最近、当社の見学会に来て下さるお客様にも、「耐震に対する取り組みは、どんな事をしていますか?」と聞かれる方が何人かいらっしゃいました。
当社では、免震システムといった、地震に対する特殊な方法もありますが、かなりコストがかかります。
 私も16歳の時、大工見習いから始め、早いもので40年間建築業界に携わってきました。地震に対する特殊な工法も色々見て来ましたが、どれもコストがかなり高く、高知の地盤の状況には合わないものもありました。
そこで、建築士さんや専門家の方々の意見も聞き、思案した結果、阪神大震災以来、木造住宅の検査の基準が大幅に改正され、耐震補強金物を決められた場所にいれなければ検査に合格しません。現在の木造住宅は、以前よりたくさんの耐震金物を使っていますので、阪神大震災クラスの地震では、崩れたりはしないとの事です。
 又、当社では、更に壁にパネルを貼り壁面を強化し、少ない負担でできる地震に強い家作りをしております。
それともう一つ、お客様側に注意して頂きたいのは、壁量のバランスもかなり影響を及ぼしますので、使い勝手やデザイン重視で、安易に壁の配置を変えたりしないで、きちんと専門家の意見を取り入れて、決定して頂きたいという事です。
以上の方法で、地震に対する家造りは十分だと思います。
コストをかけずに、地震に強い家造りをされたいと思われる方は、是非ご相談下さい。

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