キューちゃん日記は「Qちゃん新聞」に掲載されているコラムをズームアップしてお届けします。普段の出来事から家についての専門的な知識を、分かりやすく書いていきます。

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VOL42
 ドジな私の、夏の一日でした!!

もうすぐ、今年の夏も終わろうとしています。
今年の夏は、私にとって、とても良い経験をさせてもらいました。
 実はと言いますと、前回このページに登場しました、夏休みでアメリカから帰って来た娘が、初めて「よさこい」を踊ったのです。
なんだか聞いた事のないチームでした。
高知に何十年も住んでいますが、家族の中で、誰一人として、今まで「よさこい」を踊ったことが無かったのです。
 だから、今まで全く興味も無く、毎年「よさこい」の日は、道が渋滞になり、交通の邪魔だなあと思っていた方なんですが・・・。

「今年は、娘が踊る!一生に一度の晴れ舞台だ!」となると、(えて勝手??)で、私は早速、弟に望遠カメラを借りて、娘の写真を撮りに、第一回目の升形競演場に行きました。
予備のフィルムを五本もバックに入れ、娘にプログラムをもらい、用意周到でいざ出陣!娘の踊っている場所を追っかけて、やっと到着!
 娘は、朝から美容院に行って、お化粧も時間をかけてやってもらっていたので、格好もさまになり、すっかり踊り子の姿になっていました。
急に踊る事になって、練習に出る回数が少なかったわりには、上手に踊っていました。
 私は、娘の姿を何とか良い角度で、ベストショットで撮りたいと、望遠をきかせたり場所をあちこち変えてみたりしながら、カシャカシャとシャッターを押して何十枚か撮りました。
あの炎天下の中、汗だくになった自分の姿にも全く気が付かない程、熱中しながら撮影し、おまけに、ハンカチも持っていなかったので、撮り終わったあとには、全身汗ビッショリでした。
 しかし、娘のベストショットを沢山撮り、晴れ舞台をバッチリ記念に残すことができ、「これで、父親の役目を果たせた!」と、満足感にひたりながら帰ってきました。
夜、娘が帰ってきて、「お父さん写真きれいに撮れた?」と聞かれたので、「ばっちり撮れたきねえ!まかしちょきや!」と答えました。
 そして、次の朝早く、美容院帰りの「よさこい」に行く前の娘をつかまえて、「記念に家の前で、家族と一緒に写真を撮ろう!」と言うことで、全員集合してカメラのシャッターをきりました。
 しかし、シャッターを何回押しても、フィルムが終了にならないのです。
「いったいこのフィルム、何枚撮りながやろー?昨日からすると何十枚撮っても終わらんがやけど・・・」と言いながら、カメラのフィルムを確認すると・・・
「うわっー! フィルムが入ってない! えっ! うそやろう!」
それを聞いていた娘は、「なにっ!お父さん、昨日の写真も全部撮れてないが?? 最悪!!」 親父うなだれて沈黙・・・
 この後、会社に出ると、妻が先にこの朝のドジ話を皆に言っていたらしく、私の顔を見るなり、皆にも笑われてさんざんでしたが、気を取り直して、「今日こそはフィルムをしっかり入れて、撮ってくるきねえ!」



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