キューちゃん日記は「Qちゃん新聞」に掲載されているコラムをズームアップしてお届けします。普段の出来事から家についての専門的な知識を、分かりやすく書いていきます。

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VOL26
幼い頃の「いたどり」の思い出
この季節になると、土手や田んぼのあぜで「いたどり」が顔を出し始めますね!
子供の頃は、よく「いたどり」を取って皮をむいて、水につけ水車を作って遊んだり、生で食べたりしました。
 芽が出始めた「いたどり」を見つけると嬉しくて、「早く大きくならないかなあ!」と毎日のように川岸に観察に行っていました。ところがある日、もうそろそろ食べ頃だなと思いワクワクしながら土手に行くと、私が見つけていた「いたどり」がコツ然と姿を消していました。そしてそこには、根っこの方の茎だけが、無惨にもぎ取られ残っていて、とてもガッカリした事を覚えています。

 今度、私達の会社でも佐川のお施主さんが、「いたどりがたくさん生えるので、是非取りに来てください。」と誘ってくださいましたので、5月の始めにはみんなで、お邪魔させていただこうと思っています。
久しぶりに「いたどり」を取りに行けるので、とても楽しみです。
しかし、最近では近くに「いたどり」が生える場所がなくなりましたねえ、私達の子供の頃と違い、今の子供さんは自然の物と触れて遊ぶ機会が少なく、少し残念で寂しい気がします。
今度のゴールデンウィークは、皆さんもご家族でいたどりや山菜などを取りに出かけてみませんか?
きっと楽しい思い出が出来ると思いますよ。

また、私の近所の藤野さんという方は「いたどり料理の達人」です。
藤野さんは、この季節になると毎年山菜の料理を作って持って来てくれます。
 普通いたどりは、火を通すとグニャッとなってしまうのですが、藤野さんの作ったいたどり料理は、シャキシャキでいたどりの穴もそのままの形で残っていて、歯ごたえも良く、とても美味しいのです。

※「いたどり」を食べるのは、四国では高知県だけだそうです。また、徳島県出身の私の友人は、いたどりの事を「ごっぽ」と言うそうです。その地方独特の呼び方が色々あるようで、面白いですね。
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